2016年4月30日土曜日

削る、刻まれる

先日、ご縁をいただき、アトリエにて
急遽ワークショップを実施しました。
のびのびと描きたい、というようなリクエストでしたので、
音楽をテーマに。



削るという行為は、シンプルに爽快感をもたらしてくれます。





削ったり、重ねたり、指で優しく抑えたり...
重層的な奥行きの中で、それぞれの線がたゆたうようです。
暗い色調ではありますが、
慈愛のような深いあたたかみと落ち着きを感じます。
いろいろなお話を伺いましたが、
お人柄が画面に現れるのだなと改めて思いました。

アートセッションは旅先での出会いのように
何か心に残るものを与えてくれます。


2 件のコメント:

  1. 制作途中の画面を見ると力強さも感じます。
    本当に深みがある色調で、画面の揺らぎに音色を感じます。今回はどんな曲を選曲されたのでしょうか。

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  2. バッハの「トッカータとフーガニ短調」です。
    インパクトが強すぎる面もありますが、よく使っています。
    絵にすると音楽をただ聴くだけでは得られない感覚が味わえます。

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