2015年8月31日月曜日

台風15号


台風15号の過ぎつつある朝、まずは畑がその猛威を見せてくれました。
菊芋は根元から倒れ、里芋や青紫蘇の山も手前に倒れていました。


薔薇に立て掛けていた窓枠も
ノーマークだったため、あいにく昔ながらのガラスが割れており、
呑気な私はこればかりで済みましたが、様々な被害を思い起こされました。


いつもは開けない
2階の窓から外の様子を眺めると、ザクロがいくつか実っている姿が
表となり嬉しくなりました。

夜中の3時頃から風雨が強く、
例えるならば、洗濯機の中に家があり、そのまわりを
風雨が物凄い圧力でまわっているようでした。
布団の中で、ただただ音と振動を感じた時間でした。
たまたま友人が遠方より宿泊していたので、その存在に助けられました。



その友人が「チャイ」と呼んだ高千穂峡。


私はコーヒー牛乳と思いましたが、確かにそう聞くとスパイシーな方が合ってそうです。

翌日、熊本の白川水源に立ち寄りました。



まわりにどんなことが起きながらも
内側から透明な水を溢れ出すように生み出す自然
圧倒的に感動しました。

2015年8月20日木曜日

親子の共同制作 08.19

昨晩、ご近所の小・中学校へ家庭教育学級の講師として招かれました。
保護者や子どもたちの心の健康及び心の教育につながることを目指したものです。
臨床美術の手法で制作しました。




最初の試し描きでは、皆さん緊張のため一瞬フリーズしていましたが、
本番では線1本にそれぞれ気持ちを込めておられ、その表現力に驚きました。



色の実験(試し)では、思い思いに素材に夢中になってくださったようです。

共同制作の場面では、
ペアのそれぞれの見守りの眼差しに、こちらも気持ちがあたたかくなりました。




小さなお子さんも参加。色面表現にこだわりがあり、驚くほどの集中力でした。
お父さんを見守る中学男児の姿も微笑ましく。


先生同士のペアもありました。



改めて、最初の墨を描き足す姿も。感覚、総動員。表現者です。
そして、
全員で展示します。



「これは深いです‼︎」と教頭先生が目を輝かせながら、色彩の美しさを讃えていました。
本当に、線もさることながら色彩も表情に富み、各々の世界観が表出しています。
高千穂の自然と人の豊かさ そのものなのだと思いました。

個人的には久しぶりのセッションでしたが、
改めて、表現する瞬間(筆舌しがたい心地よい緊張感)にご一緒させて頂けることに
大きな喜びと感謝の気持ちが沸き起こりました。












2015年8月19日水曜日

試作と畑と




今日の小学校での親子セッションのための試作です。

そして、

裏庭を眺めながら休憩していると、ゴーヤの花が咲いているのを見つけ...






菊芋の茎と石垣、ヒメジョオンにゴーヤのツルが絡みついています。

それから、

ひょっとして⁉︎ とキュウリを見てみると、



キュウリの花だけでなく、花に挟まれ、中央に南瓜の蕾も発見!
入り組んでるー‼︎


しかも、下方の花にはちびキュウリが!!
ようやく実りを迎えました。




ウコンも元気!!



モチキビを初めて食べました。
本当に餅のような食感なのですね。
宮崎のターシャに頂き、一つは種とすべく、物干し棹に干しています。
来年の春に植える予定です。
しかし、美味しい!!!

さて、肝心の試作後はどうなったのか...



2015年8月15日土曜日

みぞおちの言葉


先日、湯船に浸かっていたら
みぞおち辺りから
「良いがね(いいがね)」という言葉が聞こえてきた。
正確には聞こえてきたというよりはお腹から浮かんできた感じだ。
何度か唱えていると身体が緩んできた。

「良いがね」とは宮崎弁だ。
イントネーションによって言葉の意味は異なるが、
この時受けた印象は、なだめるような意味合いだった。

全く予想していない、不意打ちのことだった。
何度か唱えた。
何十年ぶりかに聞いた、魔法の言葉だ。


以下、高千穂  国見ヶ丘より













以下、阿蘇より







2015年8月14日金曜日

生葉叩き染め -2


1日乾かして、洗って葉を剥ぎましたが、手にも目にも涼しく見惚れてしまいました。


葉にはガーゼの模様が映っていました。





うーん、藍の成分が染まっているとは言い難い。
乾くとさらに薄くなってしまいました。
やはり、試作は大切ですね。
効果は良く出ませんでしたが、
一つ一つの行為が楽しいと、がっかり感が思った程はありませんでした。




同日、蟻が協力して獲物を運んでいました。
蟻はどうやって疎通しているのでしょうね。不思議です。


2015年8月10日月曜日

藍 生葉叩き染め -1


まずはレイアウトから。
あまり考えずに試すつもりで、はらっと置いてみました。


上にガーゼを重ねてみます。


木槌がなかったので、先日頂いた山椒のスリコギを使ってみることにしました。


金槌でも試してみたくなり、


意外に力を要すことを知り、
その間、小豆茶を煎じておくことにし、


ほのかに甘い小豆茶で一服しながら、


ひとまず葉5枚叩きました。



力を入れ過ぎたのかもしれませんが、
布にめり込んで同化した葉の模様が美しいです。


ひとまず1日乾かします。
改めて見ると、1枚1枚、葉の形は違うものですね。


余った葉がもったいないと思い、
急遽ガーゼのハンカチに染めることにしました。


使い込んだハンカチだったので、繊維が荒くなっており、
染み出すエキスがもったいなく、三重にしました。



明日、洗ってみて、どんな感じになるか楽しみです。


そんなこんなしていたら、トンボが迷い込んできました。
10cm以上ある大きさで、存在感があり、
近くにいるとちょっとびびります。