2016年8月26日金曜日

カボチャのオブジェ @しいの実保育園・4,5歳児クラス

直売所などで小柄なサイズのカボチャを見かける機会が増えました。
園で育てたカボチャを少し前に収穫したと伺っていたこともあり、
2回目のセッションは
ぜひ、一緒にカボチャの立体表現に挑戦したい!
と、早速試みました。



まずは、表現する前に
カボチャを五感でじっくり感じ、いろいろなことを発見します。








画像が分かりづらいですが、
カボチャを真横から観察しています↑。


子ども達からの発言から、
育てた経験が子ども達の内側の世界に確実に残っていることも感じました。

いよいよ制作!に入り、
かたちの印象を大切に、
新聞紙でベースの形をつくっていきましたが、
成形を仮止めするマスキングテープを指でちぎるのに苦戦!!
よくよく考えてみますと、
最近はスマホの画面をスライドで動かす
デリケートな動作をする機会は多くありますが、
指の1本1本に力を加える日常動作はあまりないのかもしれません。
もちろん、成長段階でもありますし、
まずは一つずつの体験、その積み重ねを大切に、みんなで挑戦。

その後、和紙での色彩表現。
配色を楽しみつつも、
ノリ付けしながら、手のひら全体で形を感じることを大切にしました。


制作が進み、カボチャや自分の作品をじっくり感じるほどに
個々の感性を通して、密度ある表現へと置き換えられていきます。







2ケつくりたい!という想いが強かったのでしょう。
制作が最後の一人になっても気にせず最後まで集中して
大切に造形していました。
急かせることなく子どもの世界を大切にして待つ
先生方の眼差し。
やわらかな時間が流れていました。






平面表現では見られなかった一面が垣間見られたりして、
個々の個性の奥行きを感じました。
(この内容は"地域をつなぐアートプロジェクト"Vol.6.として
他の現場でも行っていきたい!と思いました。)


以下は、前回の「水の流れ」のセッション後、
園の先生方のフォローのもと、画面を再構成した作品です。
様々な「水のかたち」が生まれています。

















一人ひとりの世界が眩しいです。




2016年8月25日木曜日

保育園研修会「こだま会」さんへArtTrip❗️ @日之影町、和宏福祉会



高千穂の隣町、日之影町の保育園(和宏福祉会)における
研修会「こだま会」さんに招かれ、アート研修を行いました。

真夏のお仕事後の夜、
しいの実保育園、日之影保育園、中央保育園の3園から
職員の方々がご参加くださり、
これはもう楽しんでいただくしかない!!と気持ちを新たに臨みました。











立ち上がって、他のテーブルの作品を鑑賞中!





想像していたよりも絵が苦手な方が多く、一瞬フリーズしそうでしたが、
真摯に取り組まれ、両腕に気持ちを伝え、画面を大切に描かれている様子に心打たれました。
アンケートから、
これまでとは違うアプローチでの表現を楽しんでくださったことが分かり、
また現状の課題なども情報を提供くださり、
9月からの子ども達への実施に向け、一つひとつを繋げていこう❗️
と構想しているところです。

こだま会の皆さま、ありがとうございます。




2016年8月23日火曜日

"地域をつなぐアートプロジェクト"Vol.2. @Labo.~プライベートセッション

子どもも大人も日々いろいろなことがありますが、
今回の個別セッションは
"地域をつなぐアートプロジェクト"Vol.2をきっかけに
伸びのびと思う存分楽しんでもらおう!
と大きめの色紙など画材を用意しました。

まずは、オイルパステルで「今日の気分」のクロッキーを行いながら、
徐々にウォーミングアップ。

シックな色面表現となりました。
何回か行っているクロッキーですが、これまでとはまた違った描く様子や発言に、
夏真っ盛り、子どもの成長を感じました。


以下、まるでコマ送りのような画像・制作風景です。
(この際、動画にしてはと思いつつ...)


用意した画材を見るなり、おもむろに
色に反応し、描き始めました。
こちらから提案する以前に、画材を見てインスピレーションが沸いたようです。



さてさて、次は...


身体全体を使って描いています。


ここから思いっきり墨の時間です〜









下地の上にさらに墨汁がのることで
何とも言えない粘度になったようでした。



両手をまわし、感触を味わいながら、
同時に足を交互に前後させ、身体まるごと体感!!

重ねてプラスするだけでなく、拭き取るマイナスの要素も。



画面にちょっと穴が開いてしまったのが気になったようです。
そこに墨汁が!!






一見、黒の世界ですが、
この中にいろいろな色が見えてきたようです。
さらなる一手(??)が加わります。






ひとまず、目処がつき...

画面乾燥中、蚊取線香に興味を示していました。
容器を開けて、
線香に葉をのせたり小石をのせたりして実験。
火の存在に引き付けられてやまない様子でした。
本当に、火は神秘的です。








まさに、ライブペインティング。
何が始まるのか、どこに行き着くのか、
誰も分かりませんが、
そういう時間を分かち合えることがありがたいです。
まだまだやり切れていない(出し切れていない)ところもあると思いますが、
次なる成長につながるとともに、
何かしら自分の欲求に忠実に好きなことを見つけて
生き生きと日々を過ごしてもらえたらと、
こちらはただただ瞬間瞬間をじっと観ていたい欲求に駆られたまま
撮影をしながらワクワク見守っていました。

さてさて、
次は恐竜をつくりたいとリクエストされました。
どのようなセッションになるのか、ドキドキですが、
一緒に冒険の旅に出るようで楽しみです‼️