2016年10月24日月曜日

カラーコレクション 〜秋より @ 押方保育園

押方保育園での初めてのセッションでした。

新しい画材、箱を開けるほどに歓声が湧き上がり、
しかも折って良いと分かると、嬉々として
折る感触や音を味わいながら、オイルパステルそのものを感じていました。



点を打つのが楽しくてたまらず、全身で表現していました。




子ども達のいろいろな表情、画面に引き込まれました。


近所の神社で素材を集めたようです。
神社というのが、さすが高千穂だと思ってしまいます。
どんな空気、光、風... 空間の中、
発見を楽しんだのでしょう。

お気に入りを数点選んでもらいましたが、
いろんな組み合わせ、遊び心があちこちに転がっています。






この後、画面は展開し、
「虹色の蛍」というタイトルがついていました。


















何を描いたのか??とちょっと興味深くなり聞いてみると、
柿の葉の点々の模様を(拡大して)描いたとのことでした。
発想豊かです。



このドングリの絵を見ると、どれだけ心に飛び込んできたのか、
気持ちが伝わってきます。
ある1枚ではお母さんも描き加えてみたり、
想いを大切に表現していました。




自然物の色彩(色面)表現という切り口を契機に
一人ひとり、自分の画面をつくっていました。

印象深かったのは、
それぞれのファイリングした個々のカラーコレクションを見て、
園長先生が「絵を見れば誰か分かる」と仰っていたことでした。
初回のセッションでしたが、
普段接していらっしゃるからこそ、見えるもの、感じられるものが
あるのだなとしみじみしました。

また、絵が苦手だと言っていたお子さんが夢中になって描いていたり、
最初は自信がなく中々描き出せないでいた子が数枚描いているうちに
物怖じせず色を混ぜたり積極的にチャレンジしている様子、
単純に、とても嬉しく思いました。
笑顔や夢中な表情はもちろんのこと、
いろんな気持ちを見守れるような環境をつくっていきたいです。







2016年10月19日水曜日

かぼちゃの墨粘ドローイング @ 木の花幼稚園・年少クラス

今月の木の花幼稚園での"かぼちゃシリーズ"第2弾。
墨汁と粘土を使った、モノクロームの表現にチャレンジしました。






この表情に心打たれます。


描き始めは、初めての道具の扱いや目の前に現れる表情を確かめるように
慎重に描いていました。









アルミホイルを画面の上に置き、それを叩いて実験 !!



墨汁が加わり、表現のアクセルが加速していきます。




さすが年少児!
アクセルを踏み切ったら恐れるものは何もない、
無敵の表現力に圧倒されました。














試しに椅子にものせてみました。















その子なりの視点を作品やプロセスでより知ることができ、
ピカソのキュビズムのような捉え方で画面を構成していたり、
真っさらな気持ちで何度も新たに画面に向かうことができたり...
この年齢ならではの感受、表現の有り様に
発見が多くあり、反省したり、感心しきり、でした。



思いっきり制作した後の昼食、美味しそうでした!!