2016年4月3日日曜日

菜の花とともに 〜プライベートセッション@裏庭




桜も大分咲いてきた高千穂。
曇り空で、若干雨の心配もあったのですが、
菜の花が満開の裏庭で、
外の空気や光、風、菜の花の香りを感じながら
ぜひ一緒に制作したいなと思い、
半ば強引に
屋外での制作にお付き合いいただきました。


絵具を大胆にこぼしてポアリングしたり、
刷毛で思いっ切り腕を動かしながら全身で描きます。


ここからは、筆やスポンジタンポを使ったり、
新聞でラギングしたり、
刷毛に戻ったり... 
画面と色、取り巻くものに触発されての制作。
情景を振り返ると、
「一気呵成に作品が生み落とされた」という印象を受けました。
描くことそのものがいのち。
生きている
そのものです。
凄い方に会ってしまいました。


短時間ながらも密度の濃い時間に
心地よい疲労を感じ、お茶で一服。
たゆんだ画面とタッチの流れに、
まさに目の前で揺れる菜の花を感じ、
制作時上昇した体温をほんのり肌寒い春の風に冷まされ、
(といっても私は横にいさせていただいただけです)
どことなく清々しい気持ちが沸き起こりました。











たゆんだ画面も良かったのですが、
板に貼らせていただきました。
つい、外で眺めてみたくなり、
連れ出しました。




描かれていた時の感覚が蘇りました。
自然の美しさを背景にしながら
画面の美しさも共に存在し、
一体化できる画面、単純に凄いなと思いました。



ちなみに、こちらは前回制作した作品を
アクリル板に仕立てたものです。
ご家族とともに、改めて作品に感動しました。

菜の花とともに描いた今回の作品、
次回再会が楽しみです。

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