2017年3月28日火曜日

共同制作・花空間 〜 中央保育園(日之影町)

花空間、第2弾は日之影町・中央保育園さんです。

こちらの園では、高千穂郷特産のお花
(スイトピー・ラナンキュラス・ダリア)をご用意いただきました。
ご近所の農家さんが規格外のものを園にお持ちになったりなど、
近隣の方々との触れ合いのエピソードを伺い、心が温まりました。
花のある園、花で繋がる園(縁)、素敵です。


スイトピーは柔らかな花の印象とはまた違い
爽やかで凛とした香りがします。
とても良い香りで何度でも嗅いでしまいます。

今回はインフルエンザのため延期の実施となり、
年長さんのみの参加となりました。スタッフ合わせ全員女性。
ひとり秘密の花園のような心持ちになりました。

それぞれの捉える花。
春爛漫です。




主観ですが、デパートの化粧品のフロアに入った瞬間のような...
CAが醸し出す雰囲気のような...
とにかく皆さんのクロッキーのセンスに、ウキウキしてしまいました。

まずは画面に花を配置(構成)することを提案してみました。



眺めているだけで乙女心がくすぐられます。
(いくつになってもということで。。。)




彼女は色水の変化に見入っていました。


花のある窓辺、花のある景色...
抽象的な色面から想像が掻き立てられます。

パレットでは足らず、自分の手の平をパレットにし、
色を混ぜて確かめていました。↑↓









花に触発され、色彩に触発され...
皆さん、それぞれに沸き起こった何かを大切に表現していたのではないか...
そうだったら嬉しいなと、今改めて画像を見ながら想っているところです。



先生方にも一緒に制作いただきました。
共遊の眼差しはかけがえありません。









友達が自分に描くことを受け止めていました。
自分の作品の上に他の友達が描こうとも気にせずに(そう見せずに??)
新たな方向で描き続けていました。
何か胸の奥が響きました。

ボディペインティング、いい色つくっていて
グッときました。








布を剥がした後の模造紙 ↑↓



今回、花という可憐なモチーフではありますが、
「見栄えの先にあるもの」について改めて考えさせられました。
大人側からすると、そこまでで止めといた方が...と
考えがちなのですが、そこをジッと堪えて見守っていますと
子ども達はなんとも大人(私です)が考えている以上に
自分で自分の美を見出していたり、
子ども達同士でお互いを受け止めている場面等に出くわし、
感服しました。
美しいものは一見みただけでは分からないところにもあるなぁと。。

年長さんはこの後、卒園式を迎え、
中央保育園さんは、閉園まであと3日となりました。
いろんな想いが行き交いますが、
とにかくご縁を有り難く思います。






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