2016年6月24日金曜日

空 @ArtTrip(出張)・プライベートセッション

先週、個人宅へArtTrip(出張)しました。
棚田の途中地点にあるお宅は
虫の音が網戸越しにパノラマ的?に聞こえてきて、
ただそこにいるだけで
癒される空間でした。

普段、詩を書いていらっしゃるとのことでしたので、
透明水彩絵具での繊細な色彩表現を是非一緒に楽しみたいと思い、
初回のご提案としました。


変化する画面から、高千穂特産のラナンキュラスを思い浮かべたり、
色そのものを味わったり、
感性豊かに試し描きされていました。


そして、心に残る空を表現していきます。






詩で描いたこともある空、
今回は絵で表現してくださいました。
詩と美術、今後の創作活動がどう展開されるのか、
それぞれのアプローチがもたらすもの、可能性、
立ち会えるご縁に感謝です。








2016年6月16日木曜日

雨 - オノマトペの線と色彩の世界 - @木の花幼稚園 / 年少・年中クラス

雨シリーズ、どしどし行きます!
昨日、子ども達とまた違ったかたちで雨を表現しました。

まずは、準備運動から。
今使いたい色を手にすると早くも何か描き始めていました。
意欲満々です。



優しい気持ちや強い気持ちで一緒に点を描きました。
優しい気持ちで描く姿を見ていると非常に微笑ましく、
それだけでこちらが癒されました。
強い気持ちの際は勇ましく、堂々としていて、頼もしくも感じました。


点を打っているうちに、顔が見えてきたようです。


いろんな点をぬうように散歩する気分で線を描きました。
自然にアートコミュニケーションが生まれています。


それぞれの道が現れています。



パステルの側面を使って、
点や線の上を飛んでみるように新たな線を描きました。







以下はそれぞれの雨から始まった世界です。
雨の音をきっかけにパステルの線・点描からスタート。


絵具も加えて、さらに自分の雨を降らせていきます。













途中、手に描いたり、絵皿の色水が変わっていく様を見ていったり、
いろんなことが楽しくなってきます。











表と裏、両面描いていました。


ティッシュに色水を染み込ませて、雨を降らせていました。
子ども達は自然そのものです。

雨の中、室内活動が多くなっているそうで
皆さん、のびのびされていた様で何よりでした。




2016年6月15日水曜日

梅雨のガラス絵 @大人のプライベートセッション

梅雨の晴れ間。
セッション12回目、初めてのアクリル絵具体験。

色を純粋に味わいながら
じっくりと試し描きをされます。
見ているだけで新鮮な気持ちになりました。



以下は雨を感じて描くプロセスです。
カエルや鳥、雨の音源を聴きながら
目に見えない雨の感覚を呼び起こしました。


湿度や雨の匂いが立ち込めてきそうな画面です。
しかしながら、この後
どうしてもしっくりこられず、
全部拭き取ってリセット。
表現への静かな情熱、思い切りの良さに清々しさを感じました。
その後、改めて再度感覚を呼び覚まし、
計画通りにはいかないアートを受け止め、
今に身を委ね、立ち向かわれます。
(文章にすると大袈裟のようですが、本当にドキドキなのですー)







 ご自身の想いに忠実に表現された画面(描いた向きと逆側↑)は
素直な感性そのものであり、
私にはないものに触れられたおもいでした。


ちょっとした角度や光の加減、画面との距離により
作品の印象が異なります。





 画面に奥行きがあり、
抽象表現ですが、様々な具体的なものも想起します。
何より雰囲気があります。


裏面の表情も面白く、
その日の気分で、お好みの側で展示できます。



色彩が複雑で絵肌にも繊細な差異があり、
見飽きない画面でした。

「これまでと雨が違って感じられそう。」
と仰ってくださり、
雨の日の楽しみもありそうで嬉しく思いました。