2015年12月17日木曜日

花 〜母娘セッションより

「森の造形舎 」アトリエにて、プレオープン第二弾。
ご参加予定の方にご希望を伺い、
いくつかテーマをご用意しようと、試作いたしました。







最終的に、参加者のご希望で「花」をモチーフにすることになりました。
初めての体験で、ハードル高いものに挑戦!!
お互いにドキドキしながら... まずは、透明水彩絵の具を試していただきます。





その後、
日本画の画家の画集を鑑賞したり、
鉛筆で花の印象をクロッキーしたり... 、
ゆったりとした時間の中で、画面にそれぞれの花が咲きました。


参加者の花を感じる繊細な感性に触れられ、
優しさを感じて私自身も優しくなれるような気持ちになりました。
ありがとうございます。
これから額装され、作品固有の花空間がさらに引き立ち、
お部屋が素敵に彩られることでしょう。



おまけに、


ふと裏庭を見ると、水仙が咲いていました。
福寿草も隣町で昨日拝見する機会があり、
高千穂近辺は少し季節が早いのかなと思いました。
東京ですと、年明けからお目見えする花々ではないかと...。
所変われば、 です。
このセッションの機会をいただき、
裏庭の水仙を少し拝借して生けてみましたが、
花の香りが心を癒してくれます。
寒さ厳しいですが、あたたまります。













プライベートセッション始まりました!

森の造形舎・アトリエにて園児との初セッションを行いました。
何をテーマにしようか思案し、高千穂にきてからよくいただいている
サツマイモにしました。



てっぷりしている安納芋を選択!
途中、大好きな消防車⁈などもイメージが浮かんだりして…
子どもの想像力は無限です。



構成について瞬時に理解し、
さっと丁寧に配置する姿に
感心しました。




園児は、保育園で芋掘りしたことがあるそう。
軸のところを「チョンマゲついてる!」って楽しそうに話ししてくれました。
サツマイモの描画も素敵ですが、
構成もマチスを彷彿とさせるコラージュ。
和紙との配色やのぞく隙間のバランス、緊張感ある作品が生まれました!


2015年12月16日水曜日








久しぶりに透明水彩絵具で空を描きました。
高千穂、日之影で空を見ている時間の流れ、
自然の動き、自分の想いが重なり、
描きながらこれまでと違った感覚で筆が私の空を運んできました。
不思議な体験でした。

2015年12月6日日曜日

注連縄ワークショップ、集大成の3回目、体験してきました!


少しずつステップアップの3回目。
入りすぎていた力が若干抜けて、縄目のバランスがとれるようになりました。
しかしながら、力が抜け過ぎて緩すぎのところもあります。
いずれにせよ、造形に限らずバランスをとるというのは難しいことですが、
毎回、二つと無い藁を感じながら、そういった意識を持ち続けられる時間、
契機をいただけたことがありがたいなと思いました。
これこそ、体験してこそ、です。



正月飾りを忘れて、造形にひたすら凝ってしまいました。
縄の長さや太さ、張りに応じた空間の形、
葉物の配置と配色のバランス、向き、角度、全体の動き…
一つ一つ吟味していると
あっという間に時間が経過します。



藁という素材そのものがやはり魅力的です。
日本人のDNAでしょうか。
藁綯いは左綯いと右綯いがあり、
神社などに奉納する注連縄は左綯いでつくられているとのこと。
そこには意味があり、ただ単に形式でつくるのではないというお話に
背筋が伸びる思いでした。



高千穂では注連縄をお正月だけではなく、
年末からお正月を越し、1年を通して玄関に飾る風習があるそうです。
今月末に森の造形舎に飾り、1年を新たな気持ちで迎えます!
















2015年12月4日金曜日

根菜収穫


寒かったり、ばたばたしていたりで
なかなか収穫できていませんでしたが、少しだけ土の中を掘ってみました。
左上は里芋、左下は菊芋、右側は瓢箪かぼちゃです。
里芋は親芋以外はあいにく太っていませんでしたが、
ジャガイモと違って、親芋が食べられるというのがビギナーとしては有難いです。
かぼちゃは、ご近所の方から「早よカボチャとらんと!」とアドバイス頂き、
慌てて収穫したものでした。
案の定、ダメになってしまっているものもあり、観察が甘かったと反省です。
しかし、表に蜜が溢れ出ている程。待っただけあって、甘いはず⁈

2015年12月3日木曜日

皇帝ダリア


高千穂に来て、初めて知ること多し ですが、
今回は「コウテイダリア」です。
丈が3m以上あります。
毎年、霜が降りるかどうかという時に蕾をつけ、
そして、
咲きそうだったのに、霜が降りて咲かない年もあるそう。
なんとも健気な花です。
見えない何かを感じながら成長し... を繰り返している。
考えてみると、どの植物もそうなのでしょうが、
コウテイダリアのサイクルはまた固有のものですね。
この後、どのように変化していくのか、見届けたいと思います。
  

背が高いので、あいにくアップの撮影はできませんでした。
コウテイダリア、一度存在を知ってみると、
意外にも近所にあったり、熊本に足を伸ばした時に見つけたり、
運転していると、ここかしこにあることに気づきました。



そして、
藁細工の現場での
一つのストーリーをご紹介させてください。


92歳の女性が1年かけて3000個つくったとのことです。
今年、お亡くなりになったそうです。
現場では、鶴の芯として新たな息吹が吹き込まれています。










2015年12月1日火曜日

阿蘇・穴窯・林棲窯

日曜日、南阿蘇 根子岳の麓にある林棲窯(りんぜいがま)さんに
穴窯(登り窯)見学へ。
夜を通し2日間薪を燃やし続けていらっしゃる中、
初日の夕方、少しお邪魔いたしました。


番犬はイノシシから近隣の畑を守っているとのことで
感謝されているそう。
夜は離されており、
結構な体格でパワフルな印象でしたが、
穏やかでしなやかな動きに不思議と手が伸び撫でていました。
炎と作家さんと犬の存在に暖まりました。


動き出しそうな窯です。
ピザ窯も併設されていました。
次の機会は日中に訪れたいと思います。