2016年9月29日木曜日

ぐるぐる画 de ナス@ 中央保育園(日之影町)

日之影町の中央保育園さんで初めてのセッションを行いました。
日之影町にある三つの保育園のうち、
街の中心部に位置しています。
男児2名以外は全て女性のクラス。
所違えば、人も違えば、醸し出される空気感もさらなりで、
今旬のアート茄子祭りも終盤を迎えようとしていますが...
こちらにて、また新たな茄子物語が紡ぎ出されました。




各自、茄子を持参していましたが、
半数程は収穫した茄子だったようで
おじいちゃんやおばあちゃん等、
家の人が茄子を採ってきてくれたと話していました。



柿の匂い、キュウリの匂い、その他いくつか声が上がりましたが、
確かに!なるほど〜と、それぞれの感じたことに納得することが多く、
子ども達が先入観なく素直に物を感じることができることに
今回もまた感心しました。

描く姿勢に真剣な心持ちが伝わってきます。



絵の具が指についただけでも楽しめちゃっていますが、
こちらも楽しくなっちゃいます。



今回は、色彩表現もさることながら、
ディテールの表現に個性が出ていたことに驚きました。
細部の印象を自分なりの描き方で変換して、
デフォルメ(変形)あるいは単純化した形で表現しています。
子ども達のいろんな技に、またもや感心しました。
このことは絵だけのことにとどまらず、
これから生きていく上で応用していく力となっていくはずです。
(というよりも大人が邪魔しないようにしないとですね...)

描いた作品を展示した後も茄子に興味が注がれています。
表現することでさらに愛着が湧いたのでしょうか。

最後までじっくり画面と向き合う様子に、
そっと寄り添われていました。















最後に1点ずつ皆でコメント挟みつつ鑑賞していきましたが、
女の子が多いせいか
初っ端から画面から感じたことが溢れださんばかりに声に出てきていました。
二人の男児も負けじとそれぞれまず前に出てきてこんな風に感じる、と
ジェスチャー交え、表現していました。
全体で生まれてくるグルーブ感のさわりのような心地も感じ、
これから一緒に過ごす期間、
声を交わし合いながら展開していく、言葉による創造的な空間も
また一味違ったものが味わえそうで、ワクワクしています。








2016年9月28日水曜日

カボチャのオブジェ@みなさんのクラス

9月もあと3日!ということに
今気づきました。
ということで、先週末のラボでのみなさんのクラスの模様をば。

下記のインパクトあるカボチャ、
ちょうど午前中開催の高千穂の軽トラ市で見つけてしまい、
右奥の仮面ライダーアマゾン並みのヴィヴィッドな色彩の
カボチャとともに、連れて帰ってきてしまいました。
というのも、既に自宅にカボチャはあったのですが、
やはり、アドレナリンの出方が半端ありません。

思わず制作途中の作品にのせてみた少年、ナイスです!!

「できた!」と何度か声を上げつつも
じわじわモチーフと作品に迫って制作していました。

キュッと形を締めたいとのことでしたが、
緩やかな曲面のかたちが作者のお人柄を感じさせるようでした。
有機的な形に有機的な線がゆったりとしたリズムで重なり、
立体ならではの造形表現の面白さを呼び起こしてくださいました。






作品を通して、親子の新たな姿を拝見するようです。







秋分の日を過ぎ、暑さも少し戻りつつ、
1日1日季節が変わっていっています。
次回は10月。どんな時間をご一緒できるのか、楽しみたいと思います。



2016年9月15日木曜日

ぐるぐる画 de ナス @ 日之影保育園

緑深い山と青空のもと、
木の温かみ・光と陰影の美しさを感じる建造物。
追々画像で紹介していきたいと思いますが、
まずは日之影保育園さんの素晴らしい環境に感動し、
そして、
どのような子ども達に出会えるのだろうと初めてのセッションを
ドキドキ・ワクワクして迎えました。



開始前の待っている間、
各自が持参したナスを、それぞれが自由に
感じています。
こちらからは特に何も触れておらず、
ただ成り行きを見守っていました。




手元にナスがあるだけで
純粋に遊ぶことができたり
こんなに楽しそうに自然にコミュニケーションができるのは
子ども達の力だなと眺めているだけで楽しくなりました。


担任の先生からのご紹介を受け、
改めてナスを感じて発見したことを
テーブルごとに話し合ったり、幾人かに発言してもらいました。




ナスの香りの感じ方もそれぞれですし、
香りを嗅ぐ表情もその子ならではのものがあります。





パステルを折る行為が新鮮だったようです。

















コラージュという一見分かりづらい
表現の面白みがありますが、彼は何か見出したのだと思います。
こういう瞬間に立ち会え、嬉しいです。


初めて使うスティックのりと。

描いたナスの上に色画用紙を置いてみたいし、
どうしようか...と最後の最後までコラージュ
(配置や色の組み合わせ、分量によって変化/飛躍する画面の世界)を
試行錯誤しながら取り組んでいました。
制作の流れの中でいろんな場面が感じられました。

作品を展示し、鑑賞会。
その後、名札を各自貼っていましたが、
またまた遊び心がくすぐられました‼︎
画像から、改めて知ることも多い子どもの世界。
これから一緒に過ごす時間、
お互い、どのように成長していくのか楽しみです。



以下はこの日の一人一人の軌跡です。
(中にはコラボレーションの作品もあり、です)





















元気をいっぱい、ありがとう!!