2017年1月26日木曜日

描き初め、大実験室となる。 @ 中央保育園(日之影町)

先日の隣町、中央保育園さんでの実施。
高千穂よりも若干海側ということで少し寒さも和らいでるかなと
安堵して向かいましたが、なんと朝から雪が舞い始めていました。
園の前の道路で子ども達に出くわし、
散歩かな?すごい!!と車窓から手を振っていましたが、
避難訓練から戻るところのようでした。

外出で冷えた身体を暖めるべく、
まず身体表現からスタート!
子ども達とやり取りしながら動いていくと、芯から熱が発され、気持ちも爽快に。


「飛ぶ動き」のきっかけから、工作紙にクレパスや絵の具で描く感触を
各自のやり方で味わっているようでした。


これまで使った中で抜群に粘りの強い絵の具。
素手で触れるため、ダイレクトに感じられ、描くことに実感が伴います。






両手をぴたっと合わせ、じわっと離していました。



手のひら表裏を使って。


ひっつきブーム到来。
分かりづらいかもしれませんが、30cm程浮いてます。


テーブル飛び越えて連鎖反応が!
心から面白がれるもので一体感が持てるって最高!!です。



自分の手を見て、「ビックリした!血が出てるかと思った。」と
思わず言葉が出ていました。
指と指の間の肌の色を、観念ではなく感覚で感じ取ったようです。
ボディペインティングの面白さを堪能しています。

立ったり、座ったり、それぞれの体勢で画面に向かいます。




次々と実験が繰り広げられます。


お手拭きのタオルの水分を有効活用 ‼︎
同じテーブルで連鎖していましたが、発想に感心します。
こうやって刺激し合って、時には将来協力することもあったり、
各々の道を創り出す素地になったら...
今この場で子ども達同士が自らつくっていっている環境が大人になっても活かされたら、
と沸々と妄想が湧いてきます。



書道の話をしたせいか、文字も現れていました。
漢字を描く喜びがあるのか、書いた記憶を元にしているのか...
いずれにせよ、いろんなことがこの1枚の画面の中に存在しています。
また、酉年だけに鳥を見出す提案をしましたが、
鳥にとどまらず、すぐに画面に結論を出さず
模索しながら、自分の内側にある答えを追求し続ける姿は
有無を言わせない力があり、頼もしくさえありました。


綿棒で描くことに集中し、クッタクタになるまで夢中で使っているのを見つけ、
面白そうに指摘しています。

この後、綿棒を大胆に使ったタッチが加わり、
躍動感やそれだけでない固定されない雰囲気が増していました。

石臼を回すように力をためて削り....。






遠くから「すごい!」という大きな声が聞こえてきました。
泡を指差し、「ナウシカのオームの目みたい。」と。
アニメの記憶を現実で再認識しているようでした。
子どもの世界は本当に興味深いです。
手を洗い、再び制作へ。



パレット代わりに使用していたダンボールの表面が色面化し、
かつみるみる変わっていきました。手の色も同時進行です。
完成されたもの、形に残るものだけが作品ではなく、
また矛盾するようですが、そこに執着がないところにも憧れのようなものを感じます。



アンパンマンが途中現れていましたが、変化していきました。












彼のジェスチャーで空気が一変しました。
手は手だけでも多くを語りますが、シュールな趣きからか
手のボディペインティングはマスク(仮面)と通じる気がしました。
アートは様々な側面があり、
幼児とのセッションはそれを視覚化してくれます。




















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