2017年1月17日火曜日

さまざまな鳥の物語 @ しいの実保育園

今年初めてのしいの実保育園さんでのセッション。
寒波による連日の冷え込みで車のバッテリーが!!というハプニングがあり、
出発直前少し驚きましたが、お陰様で無事辿り着けました。

入室すると
そんな出来事も一気に吹き飛んでしまいました。

ゆったりした鳥の飛ぶ動きです。
「鷹がいい!」「僕はスズメ」「カラス!」など
思い思いに動きを身体で表現し、タッチに変換するとそれぞれの線描が現れていました。


「僕はライオンを描く。鳥も描く。」という画面です。
彼は身体表現の際に、"飛ぶ"ものからライオンを発想していました。







 絵具で「飛ぶ」タッチを重ねると、オイルパステルの線描の上から思い切って描いたり、
大事に描き込んだり、それぞれ絵具を試していました。


自身の画面、それぞれの表情から鳥を見出します。




いつの間にかライオンが居なくなり、ボリュームある鳥が!















恐竜の足だそうです。
鳥の先祖を想起します。

スクラッチが相当楽しかったようで、周りが全員終了しようとも脇目も振らず
描画紙の赤を削り出して、線から形へと抽象表現が生まれていました。
(本人は具象を意図していたかもしれませんが、
しかしながら、どちらであるということは重要ではなく、
「描きたいから描く」と、体現しているようでした)
このテーブルのグループは後半スクラッチに皆集中していました。



雨を降らしているそう。銀色の雲、雨です。

























無限の表現。
無尽蔵。
時に妥協を許さない真摯な姿にも触れ、
表現者としての純粋な精神性を感じ、突き付けられているようで、
身が引き締まる思いでした。
表現に世代の垣根はなく、
子ども達だからこその課題提起があり、ありがたいです。






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