今年初めてのしいの実保育園さんでのセッション。
寒波による連日の冷え込みで車のバッテリーが!!というハプニングがあり、
出発直前少し驚きましたが、お陰様で無事辿り着けました。
入室すると
そんな出来事も一気に吹き飛んでしまいました。
ゆったりした鳥の飛ぶ動きです。
「鷹がいい!」「僕はスズメ」「カラス!」など
思い思いに動きを身体で表現し、タッチに変換するとそれぞれの線描が現れていました。
「僕はライオンを描く。鳥も描く。」という画面です。
彼は身体表現の際に、"飛ぶ"ものからライオンを発想していました。
絵具で「飛ぶ」タッチを重ねると、オイルパステルの線描の上から思い切って描いたり、
大事に描き込んだり、それぞれ絵具を試していました。
自身の画面、それぞれの表情から鳥を見出します。
いつの間にかライオンが居なくなり、ボリュームある鳥が!
恐竜の足だそうです。
鳥の先祖を想起します。
スクラッチが相当楽しかったようで、周りが全員終了しようとも脇目も振らず
描画紙の赤を削り出して、線から形へと抽象表現が生まれていました。
(本人は具象を意図していたかもしれませんが、
しかしながら、どちらであるということは重要ではなく、
「描きたいから描く」と、体現しているようでした)
このテーブルのグループは後半スクラッチに皆集中していました。
雨を降らしているそう。銀色の雲、雨です。
無限の表現。
無尽蔵。
時に妥協を許さない真摯な姿にも触れ、
表現者としての純粋な精神性を感じ、突き付けられているようで、
身が引き締まる思いでした。
表現に世代の垣根はなく、
子ども達だからこその課題提起があり、ありがたいです。
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