前回、具象の立体表現の制作を行いましたので、
今回は抽象表現に取り組みたいなと思い、
枝を使ったオブジェの提案をしました。
枝の組み合わせにより、
思わぬ空間のかたちが観えてきて、
見る角度を少し変えるだけで劇的にかたちが変わる瞬間もあり、
枝に魔法をかけられたように、非日常の世界にどんどん引き込まれていきました。
枝とみなさんのマジックのおかげで、筆洗の色水や筆、絵の具、パレット…
それらも全て作品に見えてきて、愉快な気持ちになってきます。
何かの生き物に変貌し、動き出しそうです。
自他含め、こういう何かが生まれる瞬間に出会えると
本当にえも言われぬ喜びを感じます。
以下、最初の2点は作者に好きな角度で撮影していただきました。
決断が早く、スピーディに制作を進めていました。
点在する色味と配色、しなやかでシャープな形、ライン…
洗練された、緊張感のある美しさを感じます。
(見る人によって、それぞれの感じ方があると思います)
こちらはどことなくユーモラスな印象も受けます。
前回のカボチャのオブジェの時にも感じましたが、
曲線(曲面の表現)に慈しみのような何か深い流れ、感覚を受けます。
(スミマセン、勝手に言ってます)
そういう「何だか分からないけれど」、というのが
抽象の面白さ(深淵、好奇心をくすぐるもの)だと思います。
そして、それは具象も含みます。
余談ですが、友人によると
ドクターが抽象が脳にいいんだよねと話していたそうです。
それこそ、抽象的な話ではありますが、
すぐに答えが求められる昨今では
大事なことなのかもしれません。
2点だけでも見る角度でいくらでも楽しめ、
ガシガシ何枚も撮ってしまいました。
作者のお二人、ありがとうございました!!
次回のお楽しみは何にしようかな〜
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