2回目のセッション、
前回の体験を思い出しながら、まずクロッキーを行いました。
線の試し描きを兼ねつつ、
朝のひんやりとした空気を感じ、
風を一緒に描いてみることに!
風になったつもりで線を描いているうちに、
自分の画面からそれぞれ新たな何かを発見していたようでした。
しかし、子ども達の風、元気でした。
子ども達、既に宝物を用意しており、
早く使いたくてうずうずしていました。
私も早く見てみたい気持ちを抑えられず、
早速、
前日に先生方と近くに採りに行った葉っぱやどんぐり...
気に入っているものを2〜3点、選んで見せてもらいました。
嬉しそうに自然物をピックアップしていました。
短いイヌタデを指でねじりながら、「ヘリコプター!」
と言ってファンタジーの世界に誘ってくれます。↑
「飛行機!」
みなさん、想像力が豊かで聞いているだけで楽しいです。
大事そうに見せてくれます。
配置も個性が出ます。
これだけでも作品のようであり、美的なセンスも感じます。
まず、いろんなやり方で自分の緑をつくっていきます。
ティッシュを擦り込んで新たな色を出すやり方だけでなく、
どうやるとティッシュに色がつかないか、なども試していました。
一つ一つが実験であり、よく考えているなと思います。
ちょうど栗拾いが楽しい時期。
栗を見つけられないか皆ワクワクしていたようですが、
あいにくあまりなかったようで、
辛うじて見つけたちょっと腐敗している栗の実を
大切に、画面を持って描いていました。
よくよく観てみると、その栗はとても深く複雑な色彩でした。
自然の中から色を見つけて、気が済むまでその色を表現し、
自分の中でOKだったら、次の色、新たな画用紙へ、と進めて描いていましたが、
彼女は1枚をじっくりと描いていました。↑
以下はモチーフ(色)とその画面ですが、
モチーフからだけでなく、
自分の画面そのものに触発されて表現した画面もあると思います。
「これ絵本になる!」と描いた3枚を見せながら物語を語ってくれました。
いろんな可能性が詰まっています。
同じ1枚を、さらに色を重ねてじっくり制作中〜!
どんぐりをモチーフに、何枚か描いていました。
モチーフのセレクトが繊細で、画面の色彩にも反映されています。
終盤は、色画用紙の色を下地に、重色と混色を楽しみました。
想い(意味)が込められていました。
以下は、各自のお気に入りの1枚です。
(作品により、触発されたモチーフを記載)
画像がイマイチで作者の皆様すみません。
どんぐり
葉っぱ
どんぐり
あれこれ描いた中で、裏面を選択。
今目の前のものを純粋に感じ取る感覚、驚かされます。
イヌタデ
どんぐり
想像で描いたもの
目の前にはありませんでしたが、
「緑色のどんぐりがあった」と話してくれました。
クロッキー「風」
イチョウの葉
想いが込められているもの、
理屈抜きにこれ(ここ)が良い!と言える感覚、
それぞれを大切に育てていきたいです。
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