梅雨の晴れ間。
セッション12回目、初めてのアクリル絵具体験。
色を純粋に味わいながら
じっくりと試し描きをされます。
見ているだけで新鮮な気持ちになりました。
以下は雨を感じて描くプロセスです。
カエルや鳥、雨の音源を聴きながら
目に見えない雨の感覚を呼び起こしました。
湿度や雨の匂いが立ち込めてきそうな画面です。
しかしながら、この後
どうしてもしっくりこられず、
全部拭き取ってリセット。
表現への静かな情熱、思い切りの良さに清々しさを感じました。
その後、改めて再度感覚を呼び覚まし、
計画通りにはいかないアートを受け止め、
今に身を委ね、立ち向かわれます。
(文章にすると大袈裟のようですが、本当にドキドキなのですー)
ご自身の想いに忠実に表現された画面(描いた向きと逆側↑)は
素直な感性そのものであり、
私にはないものに触れられたおもいでした。
ちょっとした角度や光の加減、画面との距離により
作品の印象が異なります。
画面に奥行きがあり、
抽象表現ですが、様々な具体的なものも想起します。
何より雰囲気があります。
裏面の表情も面白く、
その日の気分で、お好みの側で展示できます。
色彩が複雑で絵肌にも繊細な差異があり、
見飽きない画面でした。
「これまでと雨が違って感じられそう。」
と仰ってくださり、
雨の日の楽しみもありそうで嬉しく思いました。
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