森の造形舎、6月最後のセッション。
豪雨続きでしたので、やっぱりこれやりたいなと思い、
植物の根をモチーフにした「雨にも負けずオブジェ」を制作しました。
久しぶりの晴れ間でしたので、
これは屋外だ!と実施しましたが、
蚊が多く、反省しつつ。
まずは、地中で生きる根っこになったつもりで素材を掘っていきました。
穴が貫通しないように、丁寧に、指の感覚を研ぎ澄ませて。

見えないだけに、想像力が大きく揺り動かされたようです。
初めて使う素材続きにワクワク!
ゆっくりと石膏を混ぜていきます。
何やら、草の根で最後におまじないをかけるように
石膏を流し込んだ入口付近で根をまわしがけていました。
子どもの発想はとても面白く、興味深いです。
石膏が固まるのを待つ間、
目の前にある植物の動きを感じて描くクロッキーを提案しました。
本人の意図は不明でしたが、とにかく
線の表情の多彩さに驚きました。
こちらは、梅雨時の生命力溢れる植物。
親子それぞれの感じ方に見とれてしまいました。
そして、
いよいよ根っこの発掘スタート!
それぞれのペースで制作。
根っこに思いを馳せるのに、実際に草を引き抜いて
観察してもらっていました。
ちょっと分かりづらいですが、こちらの草の根↖︎が、
参加者を通すと下記↓に転換されます。
表現はこれがたまりません。
まさに、化学反応❗️
大事に磨き上げられます。
台座の着彩に付き合ってもらいました。
せっかくなので、と
緑のオアシスの粉を爪の部分に擦り付け、着彩されていました。
1本1本の指のフォルム、ポーズにそれぞれ表情があり、
めちゃくちゃシュールです。
あの根っこがこのような形で新たな生を得る。感服です。
「山みたい」と子ども。
小さな手で、慎重に掘り、結実されたかたち。
子どもならではの指の軌跡から、内包し蠢いているエネルギーを感じます。
参加者そのものです。
子どもの手にかかると
即座にインスタレーションとなります。
立体ならではの表現の楽しさ。
この場で共有し、さらにダイナミックに展開していけたらと、
改めて野望をいだく、七夕の本日です。
おまけの話ですが...
今日、何気なく裏庭に出ると
レオナルド・ダ・ヴィンチが一輪、初めて花を咲かせているのを発見し、
自然の贈り物に嬉しくなりました。
芳しい香りでした。
今晩の天気はいかがでしょう。
皆さま、それぞれに良い一時を。
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